ひょうろくの経歴は異色?出演番組と大河出演の理由

SNSで話題の“ブレた宣材写真”が、まさかの大河出演発表のきっかけに?
ピン芸人・ひょうろくが、NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』で役者デビューを果たします。
「誰?」「なんでこの写真?」「なんで大河?」…そんな疑問にお応えするべく、ひょうろくの経歴、過去出演番組、大河抜擢の背景などをまるっと解説します!

ひょうろくのプロフィール

ひょうろくのプロフィール - お笑いナタリー
引用元:https://natalie.mu/owarai/artist/129446

本名:​白澤 直樹(しらさわ なおき)
生年月日:​1987年7月7日(37歳)
出身地:​鹿児島県奄美大島生まれ、鹿児島市吉野育ち
身長:​177cm
学歴:​鹿児島工業高等専門学校 土木工学科卒業
所属:​フリー(事務所無所属)
  • 芸歴

    • 2012年、同級生とお笑いコンビ「ジュウジマル」を結成(当時は浅井企画所属)

    • 2020年にコンビ解散後、ピン芸人として活動

  • 主な出演番組:
    • 『水曜日のダウンタウン』
    • 『ダウンタウンDX』
    • 『ゴッドタン』
    • 『オールスター後夜祭』
    • 『ひょうろく旅48h』(BSテレ東)

    ドラマ出演:

    • 『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』
    • 『コンビニ★ヒーローズ〜あなたのSOSいただきました!!〜』
    • 『コンシェルジュの水戸倉さん』
    • 『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK大河ドラマ)

    CM出演:

    • スニッカーズ
    • 三和シヤッター工業
    • 日本マクドナルド「ポテナゲ」
  • ひょうろくさんは、高専卒業後、千葉県の建築会社で設計や営業を担当するサラリーマンとして働いていました。年収は約500万円と安定していましたが、高校の同級生に誘われてお笑いの道へ進むことを決意。その後、コンビ解散を経てピン芸人として活動を続けています。

なんでこの写真?ひょうろくの“問題の1枚”をチェック

宣材写真がSNSで話題に

NHKの公式発表によって明らかになった新キャスト7人。その中でもひょうろくの宣材写真だけ、明らかに異彩を放っていました。

ブレた構図、薄暗い色味、いかにも“スマホで撮った感”。
SNS上ではこのような声が飛び交いました:

ひょうろく、大河ドラマ初出演の衝撃 『水ダウ』で見せた演技力が『べらぼう』で活きる?|Real Sound|リアルサウンド 映画部
引用元:https://realsound.jp/movie/2025/04/post-1990661.html

「なぜにこの写真?」
「宣材写真無いんかw」
「他に写真あったやろw」

引用元:https://encount.press/archives/619653/

画像
引用元:@berabou_nhk

他の出演者がスタジオ撮影されたようなクリーンな写真を使っている中、ひょうろくだけ「スナップ写真か?」と見まごうクオリティ。それが逆に、彼のキャラを引き立てていたのです。

他キャストと並ぶと浮く?比較してわかる異質さ

ひょうろくの写真は、明らかに「他のキャストと同じフォーマットではない」ことが見て取れます。
高岡早紀さん、水樹奈々さんなど名だたる俳優たちの中に突如現れる、ブレブレの写真。

しかし、この異質さがSNSで拡散され、“逆に気になる”と話題を呼びました。まさに「狙ったかのような事故的成功」と言えるでしょう。


芸人・ひょうろくの経歴をチェック!なぜ大河に抜擢?

元々はフリーのピン芸人、経歴がユニークすぎた

ひょうろくさんは、元会社員からフリー芸人へと転身した異色の経歴を持つピン芸人です。
もともとは建築会社で働いていましたが、仕事に行き詰まりを感じ、お笑いの道へ進むことを決意しました。

ひょうろくさんの芸風は、以前はハキハキとした漫才をしていたとのことですが、現在の「おどおどした話し方」や「腰の低いキャラクター」がしっかり定着していることからも、演技力の高さがうかがえます。

そんなひょうろくさんの転機となったのが、お笑いコンビ「さらば青春の光」のYouTube企画への出演でした。ある日、さらば青春の光が「事務所に来たら1万円あげる」という企画を実施しており、ひょうろくさんはバイトを抜けて事務所に突撃。その行動力が話題となり、さらば青春の光のYouTubeチャンネルへの出演が増えていきました。

「さらば青春の光」の事務所と不思議なパートナーシップを結んでおり、仕事の窓口を「さらば青春の光」マネージャーが受け持っています

「水曜日のダウンタウン」でブレイク

彼が一気に話題になったのは、2023年5月放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)。
「芸人モノマネGP」企画内で登場し、その“クセの強すぎるネタ”で一躍ネット民の間で注目を集めました。

中には「誰?」「クセ強すぎて逆にクセになる」など、ファンがじわじわと増加。
この放送を機に、さまざまなバラエティやラジオ番組にも出演が増えていきました。

なぜ俳優として起用?起用の裏にある“空気感”とは

大河ドラマは一見、俳優の世界。しかし『べらぼう』の舞台である江戸の出版界・庶民文化の世界観には、「ちょっとクセのある存在」
が絶妙にハマります。ひょうろくさんの演技力が加わることで、この独特な世界観がさらに引き立ちます。

ひょうろくが演じるのは、松前道廣(えなりかずき)の弟で、松前藩の江戸家老・松前廣年(まつまえ・ひろとし)。
真面目な役柄ながら、クセのある存在感が逆に重厚な物語のアクセントになるのかもしれません。


芸人ひょうろくのテレビ履歴をまとめ

「水ダウ」以外にも出演していた?実は○○でも話題に

さらば青春の光のYouTubeチャンネルだけでなく、テレビ番組やCM出演などにもつながっています。
『水曜日のダウンタウン』以外にも、ひょうろくは複数のバラエティ番組や配信番組に顔を出しています。
BSテレ東で放送された『ひょうろく旅48h』では、台湾でのガチドキュメンタリー旅企画に挑戦しました。

従来の「勢いのある芸人」とは異なるタイプですが、その独特なキャラクターが新鮮で、じわじわと視聴者の心をつかんでいるようですね。

えなりかずきの弟役、松前廣年の人物像を深掘り!

実在した人物?史実とフィクションの間にある“面白さ”

現在のところ、歴史資料や文献において「松前廣年」という名の人物が松前藩の家老や藩士として記録されている情報は確認できませんでした。松前藩の歴代藩主や家老の中にも、同名の人物は見当たりません。

ただし、松前藩第12代藩主・松前資広(すけひろ)の五男である画家・蠣崎波響(かきざき はきょう)の本名が「広年」であったことが知られています。彼は江戸時代後期に活躍し、アイヌの人々を描いた「夷酋列像」で有名です。

ドラマ内での役割と見どころ

松前廣年は、松前藩の江戸家老として、幕府との折衝や藩政運営を担うポジション。
兄・道廣との関係性、蔦屋重三郎との絡みなどが描かれることでしょう。

ひょうろくさんがこの役をどんな演技で表現するのか――。
一瞬の登場でも、クセの強さがにじみ出る演技を期待したいですね。


まとめ

ひょうろくさんは、異色の経歴を持つピン芸人として活躍する中、NHK大河ドラマ『べらぼう』の出演発表のきっかけとなった宣材写真がSNSで話題を呼び、彼のユニークなキャラクターがさらに注目を集めました。

バラエティ番組で培ったクセのある演技と独特の存在感が、江戸の出版界・庶民文化を舞台とする『べらぼう』の世界にうまく溶け込むのではないかと期待されています。松前廣年というキャラクターをどのように演じるのか、そのクセの強さが物語のアクセントになるかもしれません。

元サラリーマンから芸人、そして俳優へと活動の幅を広げているひょうろくさん。今後の活躍がますます楽しみですね!