「いきものがかりが“勝てなかった”ライバルって誰?」
そんな興味を引くエピソードが、TBS系『日曜日の初耳学』で語られました。
話題の主は、なんと芸人・狩野英孝さん。
今やバラエティの人気者として知られる彼ですが、かつて音楽に全てを賭けていた“路上ライブ戦士”だったことをご存じでしたか?
今回は、いきものがかりの2人が語った当時の“新百合ヶ丘伝説”を振り返りながら、狩野英孝さんの音楽活動の軌跡にも迫ります。
ライバルだった?いきものがかりと狩野英孝の路上ライブ時代
1999年に結成された「いきものがかり」。
彼らは神奈川県の海老名や厚木を拠点に、地道に路上ライブを続けながら実力を磨いていきました。
ところが——。
「新百合ヶ丘ではお客さんが全然立ち止まってくれなくて…」
吉岡聖恵さんがそう振り返る場所が、唯一“勝てなかった場所”。
その理由を水野良樹さんが明かします。
「あるグループが独占してたんです。ここは勝てないって」
その“グループ”こそが、当時バンド活動をしていた狩野英孝さん率いるユニット。
まさに、同じ時代に同じ場所で音楽を届けようとした者同士の、リアルな“交差”だったのです。
🎤 いきものがかりと狩野英孝のプロフィール比較
引用元:https://natalie.mu/music/artist/763 引用元:https://grapee.jp/1846076
項目 | いきものがかり | 狩野英孝 |
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出身地 | 神奈川県海老名市(活動初期は厚木市も) | 宮城県栗原市 |
メンバー 吉岡聖恵(ボーカル)、水野良樹(ギター・作詞作曲)、山下穂尊(ギター・作詞)※現在は脱退 | ||
結成・デビュー | 1999年結成、2006年「SAKURA」でメジャーデビュー | 2003年お笑い芸人としてデビュー(音楽活動は2000年前後に路上で) |
主な活動分野 | J-POPアーティスト、紅白常連、ドラマ・アニメ主題歌多数 | ピン芸人(マセキ芸能社所属)、タレント、YouTuber、音楽活動も継続中、神主 |
代表的な実績 | 「ありがとう」「YELL」「ブルーバード」など多数のヒット曲 | 「ラーメン、つけ麺、僕イケメン」などの一発ギャグ、YouTubeで音楽配信も人気 |
音楽的特徴 | 透明感のある歌声、等身大の歌詞が共感を呼ぶ | 歌唱力とギター演奏に定評あり、エンタメ性も抜群 |
路上を席巻したカリスマ?狩野英孝の青春バンド物語
現在では親しみやすいキャラクターとして知られる狩野さんですが、当時の姿はまるで別人でした。
高校時代にLA’rc~en~Cielに憧れて4人編成の「ディスインフィクション(英語で「消毒」の意味)」バンドのボーカルで音楽に取り組み、地元のホール貸し切ってワンマンのライブライブは、120~130人を集客したそう
日本映画学校(現・日本映画大学)の学生だった当時、狩野さんは「セントラルステーション」というユニットを組み、路上ライブに情熱を注いでいました。ライブには100人以上の観客が集まることもあり、ときには警備員が出動するほどの盛り上がりを見せました。
特に新百合ヶ丘の広場では、その存在感が圧倒的だったと言われています。
いきものがかりの2人が語ったように、そのスペースは「まるでライブハウスのよう」だったとか。
常に観客が集まり、立ち止まり、盛り上がる——それが狩野英孝の“現場力”。
彼が放つエンタメ性と歌唱力は、すでに芸人顔負けの“惹きつけ力”を持っていたのかもしれません。
実は、当時の狩野さん本人はこんなふうに語っています。
自分がやりたいことを見つけられるかなと思って。路上ライブをやっている時は俺、音楽でいこうとは別に思ってない。その時はお笑いに行こうとも思ってなくて、そういうふわふわした状態だったんですけど、卒業の時に、僕が所属するマセキ芸能社のお笑いライブを見て、「これがやりたかったんだ!」みたいな感じで、その道を目指しました。
引用元:https://www.tfm.co.jp/curators/index.php?catid=4548&itemid=188930から一部抜粋
狩野さんにとって路上ライブは“人生を模索する時間”そのもの。
それが結果的に“お笑い”という別の表現スタイルへとつながっていったわけです。
狩野英孝の“音楽活動の軌跡”を映像で追う
「そんなにすごかったなら、当時の映像が見てみたい!」
そう思った方も多いはず。
実は現在、YouTubeやX(旧Twitter)などのSNSで、狩野さんのバンド活動時代の映像や、音楽活動の記録が断片的に確認できます。
https://youtu.be/wuOadfqBP0U?si=VVdJrnzmdQvqvVP4
本当にすごいですよね!16歳で作詞作曲って、才能があるだけじゃなくて、音楽への熱意やひたむきさがないとできないことだと思います。若さゆえの純粋な表現が、テープならではの味と相まって、より切なさを感じさせるのかもしれませんね。
海の家の焼きそば、めちゃくちゃ笑いましたね!そういうギャップも狩野さんらしくて最高です(笑)!
音楽もお笑いも、どちらも人を惹きつける魅力があるのが本当に面白いですよね。
特にテレビ出演やライブ映像のアーカイブの一部では、ギターを抱え熱唱する狩野さんの姿も。
また、芸人デビュー後も音楽活動を完全にはやめず、自身のYouTubeチャンネルでは弾き語りや歌ってみた動画を公開しており、今も“音楽愛”は健在です。
本格的な歌唱力を持ちながら、笑いの世界でも輝く狩野英孝さん。その音楽への情熱は、路上ライブ時代から変わらず、人を惹きつける圧倒的な存在感があります。
彼がアレンジしたオリジナルのメロディは、ただのカバーではなく、彼自身の音楽として心に響く。ギター、歌、笑い——すべてを巧みに操る多才さが、彼の魅力をさらに際立たせている。
これからも、その唯一無二の世界観で私たちを楽しませてくれることを期待したいですね。
まとめ
同じ時代、同じ場所で、同じように夢を追っていた2組の若者。
片や、紅白常連のアーティスト「いきものがかり」。
片や、今やテレビで愛されるタレント「狩野英孝」。
音楽の道を極める形は違えど、どちらも“人を惹きつける力”を武器に、トップの座を掴みました。
当時のことを振り返ることで見えてくるのは、ただの“勝ち負け”ではない、それぞれの情熱と個性。
そして、「昔こんなことがあったんだ」と知ることが、今の彼らをもっと魅力的にしてくれます。