俳優として注目を浴びる板垣李光人さん。演技だけでなく、絵やファッションを通じても独自の世界観を表現し続けています。2024年には初個展「愛と渇きと。」を開催、2025年には自身初の絵本『ボクのいろ』を出版予定と、活動の幅はますます広がっています。
今回は、彼の「俳優」「アーティスト」「ファッションラバー」という3つの顔に注目し、その魅力に迫ります。
板垣 李光人(いたがき りひと)プロフィール
出典元:https://natalie.mu/eiga/artist/71443
• 本名:板垣 李光人(※芸名と同じ)
• 生年月日:2002年1月28日
• 年齢:23歳(2025年現在)
• 出身地:山梨県
• 身長:165cm
• 血液型:AB型
• 所属事務所:スターダストプロモーション
• 活動開始:2012年〜(2歳からモデル活動を開始、小学5年生で事務所所属)
• 趣味・特技:イラスト制作、水泳、写真、音楽鑑賞、アニメ・ゲーム
• 名前の由来:ドイツ語で「光」を意味する「Licht」から
• 代表作:
• 映画『約束のネバーランド』(ノーマン役)
• 映画『八犬伝』(犬坂毛野役)
• 映画『はたらく細胞』(新米赤血球役)
• ドラマ『仮面ライダージオウ』(ウール役)
• NHK大河ドラマ『どうする家康』(井伊直政役)
• ドラマ『silent』『カラフラブル』など
板垣李光人と絵──アートへの情熱
板垣さんは、幼い頃から絵を描くことが好きで、SNSでもたびたび作品を公開しています。デジタルイラストから油絵まで幅広く取り組み、ファンからは「幻想的」「独特な色彩感覚」と評価されることも。
初の絵本『ボクのいろ』
出典元:https://rihitoitagaki.jp/contents/979526
2025年11月6日には、自身が作・絵を手がけた絵本『ボクのいろ』(Gakken)を発売予定。
真っ白な体を持つ生き物「ヌル」が、「どうしてボクだけ色がないの?」と悩みながら自分の色を探す物語となっている。物語は「自分らしさ」がテーマであり、俳優としてもアーティストとしても一貫する「個性の表現」が込められています。
「出版に際し、現在公開されているものからイラストにも一部修正を加え、手元で1枚1枚ページをめくる絵本としての魅力を感じていただけるようなアップデートを施しました。ぜひ、大人の皆さまも子どもの皆さんも、お楽しみください」と呼びかけた。
引用元: 日刊スポーツ
今回の『ボクのいろ』出版は、俳優としての活動と趣味の絵が自然に結びついた成果といえます。単なる趣味の延長ではなく、ひとつの作品として社会に届けたいという思いが形になったのです。
初個展「愛と渇きと。」
出典元:https://artexhibition.jp/topics/news/20240927-AEJ2385322/
2024年秋には渋谷PARCOで初個展を開催。デジタルアートをキャンバスにプリントし油彩を重ねるなど、新たな表現に挑戦しました。彼は「アートは鑑賞者との間で初めて完成する」と語り、作品に「正解」を与えない余白を大切にしています。
板垣李光人のファッション愛
俳優・アーティストとしての顔に加え、板垣さんは熱狂的なファッションラバーでもあります。ドラマや舞台での衣装だけでなく、雑誌やSNSに登場する私服コーディネートも独自の世界観を放っています。
出典元:https://fineboys-online.jp/fashion/detail.php?id=3245
彼のファッションは、ジェンダーレスでありながらもクラシカル。まるで一枚のアート作品のように「自分らしさ」を表現している点が、絵本のテーマと共通しています。
「深夜のひとりファッションショー」
2024年2月放送の『おしゃれクリップ』(日本テレビ)では、
「いつ着るかわからない服を買うのが好きで、家でひとりファッションショーをしています。夜中に帰宅して1時間くらい、ドレスなど外に着て行けない服を着て楽しんでいる」
と告白。
1着に30分かけることもあるという徹底ぶりは、ファッションへの強い情熱を物語っています。
モードへのリスペクト
ファッション誌『CanCam』で男性として異例の連載を担当し、『SPUR』『メンズノンノ』などモード誌でも活躍。パリコレにも足を運び、ロエベやバレンシアガなどメゾンブランドのアイテムを愛用しています。
彼にとってファッションは「自己表現の延長」であり、「服はアート」と語ることもあるほど。実際に愛用品へのコメントからも、作り手へのリスペクトが強く感じられます。
板垣李光人の「妄想」という創作の源泉
板垣さんは「趣味は妄想」と語るほどの夢想家。宇宙の外側や都市伝説まで、想像を広げることが日常だといいます。
この「余白を愛する思考」が、彼のアートやファッションに強く影響しています。
「正解を提示しない表現」が彼の特徴であり、観る人・感じる人に委ねるスタイルは、俳優業にも通じています。
板垣李光人の代表作や出演歴
板垣李光人(いたがき りひと)さんは、「美少年のようなルックス」と「透明感のある演技」が魅力で注目を集める若手俳優。子役時代から活躍し、映画・ドラマ・舞台と幅広いジャンルで存在感を放っています。ここでは、彼の代表作や話題の出演歴を一挙にご紹介します。
映画出演作品(代表作)
ノーマン役 出典元:https://www.oricon.co.jp/news/2187968/full/
• 約束のネバーランド(2020年)
ノーマン役。原作ファンからも高評価を得た知的で切ない演技が話題に。板垣さんの表情の演技が光った一作。
• なのに、千輝くんが甘すぎる。(2023年)
手塚颯馬役。高橋恭平さん演じる千輝くんの“恋のライバル”として登場。青春ラブストーリーの中で存在感を発揮。
• 八犬伝(2024年)
犬坂毛野役。美しさと強さを兼ね備えたキャラクターで、舞台的な演技力が評価された歴史ファンタジー。
• ババンババンバンバンパイア(2025年)
立野李仁役。青春とファンタジーが融合した作品で主演を務める。
テレビドラマ出演歴(代表作)
ウール役 出典元:https://www.kamen-rider-official.com/zukan/characters/1851
• 仮面ライダージオウ(2018〜2019年)
ウール役。シリーズファンから絶大な支持を得た印象的なキャラクター。
• カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜(2021年)
主演・相馬周役。ジェンダーレスな魅力を存分に発揮した代表作。
• silent(2022年)
光役。川口春奈さん演じる紬の弟役で、繊細な感情表現が話題に。
• どうする家康(2023年・NHK大河ドラマ)
井伊直政役。時代劇でも存在感を示し、演技の幅広さを証明。
• 秘密〜THE TOP SECRET〜(2025年)
主演・天才警察官役。ゴールデン帯連ドラ初主演で話題沸騰。
• しあわせな結婚(2025年)
芸術家タイプの弟役として出演。松たか子さんとの共演も注目。
• ばけばけ(2025年・NHK朝ドラ)
ヒロインの人生に影響を与える重要な役で、初の朝ドラ出演。
このように幅広い役柄を演じ分ける柔軟さは、彼の演技力の高さを証明しています。
役選びと表現の幅
板垣さんはインタビューで「作品に関わることで新しい表現を学びたい」と語ることが多く、俳優業そのものを自己表現の場として捉えているのが特徴です。この姿勢は、絵やアート活動にも通じています。
まとめ
板垣李光人さんは、俳優、アーティスト、ファッションラバーという3つの顔を持ちながら、それぞれが有機的につながっています。
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俳優としての演技
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アートとしての作品制作
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ファッションとしての自己表現
これらすべてに共通するのは「自分らしさをどう表現するか」という問い。
絵本『ボクのいろ』に描かれた「自分の色を探す物語」は、まさに彼自身の表現活動そのものです。今後も彼の活動は、演技の枠を超えて、アートやファッションの領域で広がっていくでしょう。
今後の彼の表現活動にますます注目です。