女優の吉岡里帆がSNSで公開した「時効警察トリオ」のショットが大きな話題になりました。懐かしさに盛り上がるファンの声と同時に、注目を集めているのがオダギリジョーと麻生久美子の関係性。時効警察をきっかけに長年の仲を築いた二人は、他の作品でも共演を重ねています。今回は、その仲良しエピソードや共演作をまとめてご紹介します。
吉岡里帆も参加した時効警察トリオとは?
時効警察シリーズの概要と魅力
出典元:https://www.tv-asahi.co.jp/jikou_01/#/?category=drama
2006年に放送されたコメディ刑事ドラマ「時効警察」は、三木聡監督の独特な世界観が人気を集めました。主人公・霧山修一朗をオダギリジョー、彼を支える三日月しずかを麻生久美子が演じ、緩くユーモラスな掛け合いが視聴者の心を掴みました。
吉岡里帆が出演したシーズンはどれ?
吉岡里帆は2019年の『時効警察はじめました』に新人刑事・彩雲真空役で出演。オダギリ&麻生のコンビに新鮮な風を吹き込み、“時効警察トリオ”として人気を集めました。
オダギリジョーと麻生久美子の関係性
出会いと共演のきっかけ
実は二人は、時効警察以前にも大河ドラマ『新選組!』(2004年)や映画『有頂天ホテル』(2006年)などで同じ作品に出演していました。ただ、本格的に芝居を交わすことになったのは『時効警察』が初めて。撮影初日の本読みで麻生さんが緊張のあまり“音程付きで歌うシーン”を披露させられたことは、本人も強く記憶しているエピソードだそうです。
時効警察で築かれた信頼関係
オダギリさんは麻生さんをしょっちゅう“いじって”笑わせ、麻生さんが「もうやめて!」と返す――そんな掛け合いが撮影現場でも日常茶飯事。お互いを遠慮なく突っ込める関係は、まさに信頼があってこそ。ドラマの自然体な空気感は、現場の雰囲気そのままだったといえます。
他の共演作でも見せた仲の良さ
二人の関係は「時効警察」だけにとどまりません。
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『パビリオン山椒魚』(2006年)
オダギリ主演、麻生がヒロインを務めた映画。奇妙なストーリーの中で、独特の空気感を共有しました。 -
『転々』(2007年)
三木聡監督の作品で再共演。ゆるく不思議な世界観の中、自然体の演技が印象的でした。 -
『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』(2021年〜2023年)
オダギリが脚本・監督・主演を務め、麻生も出演。現場の信頼関係があってこそ成立する作品とも言われています。 - 映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』は、2025年9月26日に公開
こうした共演作の積み重ねが、二人の“仲良し”イメージをより強固にしています。
時効警察キャストの絆と裏話
現場での2人のやり取り
出典元:https://x.com/kisaragi_0207/status/1182551139864023040
撮影中は真剣ながらも笑いが絶えず、周囲からも「雰囲気が柔らかくなる二人」と評判。麻生久美子はオダギリジョーの世界観に安心感を抱いていると語ったこともあります。
視聴者やファンの声
SNSやコメント欄には
「この二人の並びが大好き」
「年を重ねても変わらない関係性が微笑ましい」
といった声が多く寄せられており、ファンの間で“名コンビ”として定着しています。
オリバーな犬で分かる二人の関係性
作品の中に生きる麻生の雑談ネタ
『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』で特に話題になったのが、麻生さんの雑談が脚本に反映されたこと。子どもの頃に体験した「鰹節が浮いたコーラを出された」という思い出話を、オダギリさんがそのままセリフに採用。本人が台本を見て「これ、私が喋った話じゃない!」と驚いたという裏話もあります。
ネーミング担当は麻生久美子
さらに、作中に登場する「ホテル・ザッハトルテ」や深津絵里さん演じるキャラクター「羽衣弥生」など、多くのネーミングは麻生さんのアイデア。オダギリさんは「僕は名前を考えるのが苦手。麻生さんのセンスに助けられている」と語っており、制作の裏側でもまさに“共同作業”の関係でした。
“幼なじみ”のような信頼感
オダギリさんは麻生さんについて「年が近いこともあって、幼なじみのような感覚」とコメント。芸能界でここまで気を遣わずに話せるのは麻生さんだけだそうです。一方の麻生さんも「オダギリさんからそんなふうに言ってもらえるのは光栄」と照れながら語り、お互いを大切な存在として認め合っていることが分かります。
さらにオダギリ監督は『オリバーな犬』の役作りについて、こう語っています。
「基本的にはまず役者を決めます。ざっくりしてますけど『この人に出てもらいたいな』と決めた後に、その人にどういう役をやってもらいたいかなという考え方をする場合もあります。かと思えば、麻生さんとかは最初から麻生さんの面白さを引き出すために作ったような役だと思ってます」
引用元:https://storyweb.jp/lifestyle/619450/
つまり麻生久美子さんは、オダギリジョー監督にとって“唯一無二のインスピレーション源”。彼女の存在が作品をより豊かにし、二人の関係性をさらに特別なものにしていることが分かります。
オダギリジョーのプロフィール
出典元:https://futabasha-change.com/articles/-/371?page=1
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生年月日:1976年2月16日(岡山県出身)
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主な代表作:映画『アカルイミライ』(2003年)、ドラマ『時効警察』シリーズ、映画『ゆれる』(2006年)ほか
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監督として:『ある船頭の話』(2019年)、『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』などを手がける。国内外で高い評価を受ける俳優兼映画監督。
麻生久美子のプロフィール
出典元:https://telling.asahi.com/article/14966283
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生年月日:1978年6月17日(千葉県出身)
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主な代表作:映画『カンゾー先生』(1998年・日本アカデミー賞新人俳優賞受賞)、『時効警察』シリーズ、映画『モテキ』(2011年)など
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女優としての魅力:コメディからシリアスまで幅広い役柄を演じ分け、ナチュラルな存在感で長年にわたり支持を集めている。
まとめ
オダギリジョーと麻生久美子――時効警察で本格的に芝居を交わして以来、二人は作品の枠を超えた信頼関係を築いてきました。現場での掛け合い、雑談から生まれる脚本、ネーミングの共同作業…そのすべてが、作品に自然体の空気をもたらしています。
吉岡里帆を加えた“時効警察トリオ”の再集結は、ファンにとって懐かしさと新鮮さの両方を感じさせる瞬間でした。これからも、二人がどんな形で共演し、どんな空気を届けてくれるのか――その関係性自体が、ひとつの物語として愛され続けていくことでしょう。