渋くて色気のある声、ミステリアスで知的な雰囲気。声優・俳優として唯一無二の存在感を放つ津田健次郎さん。最近では「明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト」のCMで4種類の声色を使い分けた“しゃべるヨーグルト”を演じ、ネット上では「声の引き出し多すぎ!」と話題に。声の力で商品を印象づけられる稀有な存在──。今回は、そんな津田健次郎さんの出演CMやナレーション仕事、下積み時代のエピソード、そして“成功の道のり”に迫ります。
津田健次郎のプロフィール
引用元:https://encount.press/archives/595095/
職業 | 声優,俳優 |
---|---|
名前 | 津田健次郎 |
ふりがな | つだけんじろう |
生年月日 | 1971年6月11日 |
血液型 | O型 |
身長 | 170cm |
出身地 | 大阪府 |
学歴 | 明治大学文学部文学科演劇学 |
所属事務所 | アンドステア |
代表作 | ・呪術廻戦(七海建人) ・ゴールデンカムイ(尾形百之助) ・遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(海馬瀬人) ・テニスの王子様(乾貞治) ・薄桜鬼(風間千景) ・極主夫道(龍) ・僕のヒーローアカデミア(治崎廻/オーバーホール) ・スター・ウォーズシリーズ(カイロ・レン) |
受賞歴 | 第15回(2020年度)声優アワード 主演男優賞 |
・1歳から小学2年生までジャカルタで過ごした経験をもつ
・結婚しており2児の父親である
津田健次郎が今も引っ張りだこの理由とは?出演作と最新ニュースまとめ
話題のヨーグルトCM「しゃべるヨーグルト!?」の魅力
2024年4月に公開された明治のウェブCM『しゃべるヨーグルト!?』篇では、津田さんがスーパーの店員として登場。イケオジ風、関西弁、子ども風、ナレーター風という4パターンの“ヨーグルトの声”を演じ分け、その圧倒的な表現力が注目を集めました。
「通りすがりの主婦にヨーグルトの気持ちを代弁する」というユニークな設定に対し、津田さんは声だけで“ヨーグルトの人格”を作り出す離れ業を披露。
さらに、CM内の呼び込みBGMまで津田さん本人が歌唱しているという仕掛けも。
CMのテンポ感とコメディセンス、そして何より声の妙技に、「これは津田さんにしかできない演出」とSNSでも称賛の声が相次いでいます。
ナレーションの代表作とファンが“声”に惹かれる理由
津田健次郎さんはこれまでに数多くのCMや番組でナレーションを担当。代表的な作品には以下のようなものがあります。
-
ドラマ「滅相も無い」
-
映画「プロフェッショナル」の予告編
- 亀田製菓の「亀田のつまみ種」のCM
- 実写映画「ゴールデンカムイ」 など
低音で包み込むような声、でもどこか余白を感じさせる語り方。津田さんの声には“聴き手の想像力を引き出す力”があるのかもしれません。
2024〜2025年の最新出演情報&話題の作品紹介
2024年〜2025年も津田さんは大忙し。以下は最新の主な出演情報です。
-
TVアニメ「ねこに転生したおじさん」糸柳先生役 出演
-
TVアニメ「あらいぐま カルカル団」ミドル役 出演
-
劇場版「トリリオンゲーム」功刀数良役 出演
-
映画「女神降臨 Before 高校デビュー編」神田隆雄役 出演
- TBS「情報7daysニュースキャスター」ナレーション
ジャンルを問わず多方面で活躍できるのは、やはり“声”だけでなく“存在感”そのものが求められているからにほかなりません。
津田健次郎の下積み時代
意外すぎるバイト歴
インタビューで津田さんは、「バイトの面接に立て続けに落ちまくった」と語っています。下積み生活は長かったそう。
「水道はライフラインなのでほぼほぼ止まらないんですけど…(笑)」「最終的には、お恥ずかしいんですけど水道も止まってしまって」と打ち明けた。 アルバイトすれば最低限の生計を立てられるものの、本業を優先すると収入は不安定に。
「大学でお芝居にハマって、事務所に入ったものの、30過ぎまではアルバイトで食い繫ぐ日々でした。接客業は苦手だったので、いわゆるテレアポでクレーム対応をしたり。あとは工場の日雇いとか。夜間の印刷工場で、夜7時から朝7時まで、ベルトコンベアで流れてきた印刷物を隣のレールに載せるような単純作業です」
引用元:https://bunshun.jp/articles/-/70092?page=2
「本業を優先することで収入が不安定だった」という点には、俳優としての道を貫く覚悟と、困難な状況においても夢を追い続ける姿勢が垣間見えます。
多岐にわたるバイト経験は、津田さんの忍耐力や根気を育てた大切な時期だったとも考えられます。そして、それらの経験を経て築かれた演技力や人間性が、現在の津田さんの多才な活躍に繋がっているのでしょう。
津田健次郎が成功するまでの道のり
20代と人生の転機
映画に魅了され、映画監督を目指して明治大学の演劇学科に進学したが、何を映画で表現したいか、具体的なビジョンが描けない。表現したい欲求は強かったことから出演するのも面白いのかな、そんな20代の頃、津田さんが頼ったのが「演じる」という表現手段でした。
ブレイクのきっかけは“あの作品”だった
津田健次郎さんの名前が一気に世間に浸透したのは、アニメ『遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ』の海馬瀬人役と『テニスの王子様』の乾貞治役。独特の低音と知的なセリフ回しでファンの心をわしづかみにしました。
その後も『呪術廻戦』『ゴールデンカムイ』『ID:INVADED』など、人気作に続々と出演。いわゆる“シブ声枠”だけでなく、ギャグや狂気をはらんだ役も自在にこなす演技幅の広さが高く評価されています。
今なお成長し続ける“表現者”としての哲学
引用元:https://www.oricon.co.jp/special/63656/
もともとアニメ界ではその存在感を発揮していた津田健次郎さんだが、2020年度前期のNHK連続テレビ小説『エール』で語りを務めて以降、実写作品にも活躍の場を一気に広げた。
「声優と俳優で、技術面ではもちろん違いはあれど、僕の中で明確な線引きというのはないんです。どちらも一つのジャンルに過ぎなくて、別物ではない。芝居は芝居、というイメージを持っています」
引用元:https://bunshun.jp/articles/-/70092
津田さんは、声優という仕事に対してそんなスタンスで向き合っているそうです。最近では、自ら監督やプロデュースも手がけるなど、“表現する側”から“創る側”へと活躍の幅を広げています。
まとめ
津田健次郎さんが多方面で活躍し続ける理由──それは、演技力や声の魅力だけでは語れません。数々のバイトや挫折を経験しながらも、ぶれずに「表現」に向き合い続けた姿勢。その積み重ねが、今の“唯一無二の存在感”に繋がっているのです。
これからもジャンルを問わず、その「声」と「存在感」で人々を魅了し続ける津田健次郎さんの活躍に期待が高まります!