深夜ラジオ番組「TOKYO SPEAKEASY」で披露された声優・中村悠一さんのアフレコ裏話が、ファンの間でちょっとした話題になっています。声優として第一線で活躍する中村さんですが、その人柄や私生活、そして趣味には意外な一面も。この記事では、アフレコ現場の裏側から私生活に触れつつ、声優・中村悠一の魅力を掘り下げます。
中村悠一(なかむら ゆういち)のプロフィール
出典元:https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=645
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生年月日:1980年2月20日
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年齢:45歳(2025年現在)
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出身地:香川県木田郡庵治町(現・高松市)
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血液型:B型
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身長:175cm
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職業:声優、ナレーター
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所属事務所:インテンション
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愛称:「ゆうきゃん」
声優デビュー
2001年に声優としてデビュー。落ち着いた低音ボイスと幅広い演技力で注目を集め、2007年のアニメ『CLANNAD』岡崎朋也役で一躍人気声優の仲間入りを果たしました。
代表作(キャラクター)
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『CLANNAD』岡崎朋也
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『おそ松さん』松野カラ松
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『ハイキュー!!』黒尾鉄朗
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『魔法科高校の劣等生』司波達也
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『呪術廻戦』五条悟
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『FAIRY TAIL』グレイ・フルバスター
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『ガンダム00』グラハム・エーカー
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『アンデッドアンラック』アンディ
アニメ・ゲーム・吹き替えまで幅広く活躍しており、アニメファンなら必ず一度は耳にしたことのある声優といえます。
受賞歴
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第16回声優アワードで、助演男優賞を受賞[2022年]
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第18回声優アワードで、MVSを受賞[2024年]。
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第19回声優アワードで、MVSを受賞[2025年]
人柄・特徴
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冷静沈着で落ち着いたトーンの声が持ち味。
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プライベートでは大のゲーム好きで、MMORPGや格闘ゲームに夢中。
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仲の良い声優仲間が多く、杉田智和さんや小野大輔さんとの交友は有名。
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ファンからは「真面目で職人気質だけどユーモアもある声優」として親しまれています。
中村悠一が語るアフレコ現場の裏側とは
出典元:https://news.audee.jp/news/NBed2zCPMP.html
声優という仕事は華やかに見えますが、裏では想像以上に細かく、またストイックな現場が広がっています。
「収録が始まったら(アニメの)前半のAパートだけを全部やるんですけど、だいたい15分ぐらいなんですね。それぐらいは我慢できるんですけど、録り終わってもすぐ休憩できるわけじゃなくて、いつ自分に声がかかるかわからないので席を外せないんです」
引用元:TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」 https://www.tfm.co.jp/speakeasy/)
このエピソードからもわかるように、声優の現場は「待機」が多いのが特徴です。
声優は収録中にトイレへ行けない?
アフレコは基本的に「Aパート15分」「Bパート15分」と区切られて進行しますが、その合間に自由に休憩できるわけではありません。演出側の判断で突然リテイク(録り直し)が入ることも多く、声優陣は常に待機状態に置かれます。
トイレに行くタイミングさえ制限されるのは驚きですが、こうした緊張感の中で最高の演技を求められるのが、声優という職業の厳しさでもあります。
リテイク待ちの裏側と待機時間の実態
中村さんによれば、リテイクの判断が早い監督もいれば、意見が割れて1時間以上議論になることも。その間、声優陣は「次の指示が飛ぶまで静かに待機」という状況になります。
つまり現場は「演技力」だけでなく「忍耐力」も試される場所。待ち時間をどう過ごすかも、声優にとって大切なスキルの一つといえそうです。
アフレコ現場での監督と声優の関係性
声優と監督の関係は、一見シンプルに見えて実は非常に奥深いものです。
演技のジャッジは監督次第
監督は台本に描かれたキャラクター像をどう表現するかを最終的に決定する立場です。声優は自分なりの解釈で演じますが、その方向性が監督の意図とズレていれば修正が求められます。
中村さんも語っているように、監督によっては「一発でOK」が出る場合もあれば、「みんなで話し合って決める」場合もあり、声優はその両方に柔軟に対応する必要があるのです。
声優が現場で求められる柔軟性
声優にとって大切なのは、自分の演技プランを持ちながらも「現場で軌道修正できる柔軟性」。これができるかどうかで、監督からの信頼や作品全体の完成度も大きく変わります。
中村悠一という人物の人柄・仕事観
人気声優として知られる中村悠一さんですが、その人柄は共演者やファンから「飾らない」「ユーモアがある」と評価されています。
趣味が仕事に与える影響
中村さんは無類のゲーム好きとしても有名。特にオンラインゲームを通じて多くの仲間と交流し、それが声優仲間との関係構築にもつながっています。ゲームという趣味が、声優業における「集中力」や「分析力」を養っている部分も大きいでしょう。
共演者やファンから見た中村悠一の姿
共演者からは「場を和ませる人」「頼れる兄貴分」と評されることが多く、ファンからは「クールな役が多いけれど、本人はお茶目」という声も。プロフェッショナルとしての厳しさと、親しみやすい人柄を併せ持っているのが中村さんの魅力です。
高校時代に感じた「勉強しておけばよかった」という後悔
高校時代からすでに声優を志望していた中村さん。当時は「声優になるなら演技力を磨く方が大切で、学校の勉強は必要ない」と考えていたそうです。
しかし実際に声優として仕事を始めると、洋画吹き替えで「このセリフはドイツ語のまま」「このシーンはフランス語で」といった指示が入る場面も多く、英語や外国語の知識が必要になることを痛感。
「高校時代にもっと英語を勉強しておけばよかった」
と後悔を口にしています。英語の発音に苦労した経験もあり、「もし勉強していれば役作りにもっと時間を割けた」と振り返っています。これはまさに、学生への大きなメッセージでもあります。
中村悠一の私生活と趣味 ゲームとの関わり
私生活においてもゲームは大きな存在です。
趣味はゲーム!「特技は1日24時間プレイ」
中村悠一さんの私生活を語るうえで欠かせないのが“ゲーム”です。本人は特技を「1日24時間ゲームプレイ」と話すほどのゲーマー。格闘ゲーム『バーチャファイター』では全国大会本戦出場の資格を得たこともありますが、交通費が自腹だったため断念したというユニークなエピソードも。
出典元:https://www.finalfantasyxi.com/jp/
さらにオンラインRPG『ファイナルファンタジーXI』では、最強クラスの片手剣「リディル」を入手していたことを公表。これは数十人規模の仲間と挑む強敵から、低確率でしか入手できない超レアアイテムで、当時のプレイヤーからは大きな驚きをもって受け止められました。
また、生産スキル「木工」を最大レベル100まで極めるなど、やり込み度も桁違い。外国人プレイヤーとチャットで交流した経験もあり、ゲームを通じて国境を越えたコミュニケーションを楽しんでいました。
趣味部屋を公開!フィギュアとゲームに囲まれる日常
出典元:https://nishispo.nishinippon.co.jp/article/867826
2024年5月、中村さんは自身のInstagramで趣味部屋を公開しました。棚には懐かしのゲームソフトやフィギュアがぎっしり並び、まさに“オタクの夢”のような空間。
投稿には「ぼちぼち、部屋が満杯です。引越し検討」とコメントしており、コレクションが増えすぎて引越しを考えていることも明かしました。
ファンからは「大人のロマンが詰まっている」「見ているだけでワクワクする」と称賛の声が相次ぎました。趣味を全力で楽しむ姿は、多くの人に親近感を与えています。
まとめ
中村悠一さんの魅力は、声優としての確かな実力だけでなく、私生活でも趣味を全力で楽しむ姿勢にあります。高校時代の後悔を糧に仕事に励み、アフレコ現場では妥協なく役と向き合う。その一方で、ゲームやフィギュアといった趣味には子どものように夢中になれる。
真剣さと遊び心の両面を持つ中村悠一さんだからこそ、多くのファンに愛され続けているのではないでしょうか。