テレビでもおなじみの筋肉芸人・なかやまきんに君が、人気漫画「解体屋ゲン」のコスプレで登場したPRイベントが話題になっています。笑いを届ける芸人が“安全”という企業メッセージの象徴になる理由とは?この記事では、きんに君が起用された背景から、現在の活動、過去のコスプレ、そして彼ならではのエピソードまでをまるっと紹介します。
なかやまきんに君のプロフィール
出典元:https://natalie.mu/owarai/artist/7146
本名:中山 翔二(なかやま しょうじ)
生年月日:1978年9月17日(46歳)
出身地:福岡県福岡市東区
身長:177cm/体重:88kg前後(筋肉量により変動)
職業:お笑い芸人・ボディビルダー・YouTuber・タレント
所属:フリー(元吉本興業)
なかやまきんに君は、筋肉芸人という独自ジャンルを確立した日本を代表するパフォーマー。2000年にお笑い芸人としてデビュー後、2006年に渡米し“筋肉留学”として話題に。アメリカのサンタモニカカレッジで運動生理学を学びながらトレーニングを継続。帰国後はボディビル大会にも出場し、2021年末に吉本興業を退所して独立。
2020年代以降はYouTube「ザ・きんにくTV」が大ヒットし、フィットネスや健康啓発の伝道師としても活躍。CM出演、地方番組、イベントなど多方面に引っ張りだこの存在となっている。
代表ギャグは「パワー!」「どっちなんだい!?」など、力強さと明るさをミックスしたポジティブキャラが幅広い世代に支持されている。
なかやまきんに君が安全キャラとして選ばれた理由
出典元:https://esports-world.jp/interview/34533
なかやまきんに君が起用されるCMやイベントは、実は“安全”“安心”といったキーワードがセットになっていることが非常に多いです。たとえば2024年には、国土交通省関東運輸局と連携したバスの安全啓発イベント「きんに君&ケインと学ぼう!バスの安全な乗り方教室」にも出演。ケイン・コスギさんとのユニット“パーフェクト・パワーズ”として、安全なバスの乗り方をユーモラスに伝える取り組みを行いました。
さらに、ポータブル電源ブランド「AVIOT POWER PIECE」では、「ど安全で、ど安心!」をキャッチコピーに本人がテーマソングまで歌い上げるWeb CMが展開されました。本人のイメージと“安全・安心”という企業メッセージの親和性は非常に高く、今や企業からは「安心キャラ」「信頼できる象徴」として重宝される存在となっています。
2025年7月15日、都内で行われた解体工事用の飛散防止技術「Cage System」のPRイベントで、なかやまきんに君が応援隊長として登場。イベントで着用していたのは、人気漫画『解体屋ゲン』の主人公・朝倉ゲンの作業着風コスチューム。筋肉キャラである彼が、なぜ“安全”の象徴として企業に選ばれたのでしょうか?
出典元:https://getnews.jp/archives/3636514/gate
「お笑い現場では常に危険が伴っています。安心して安全というキャラクターだと思っていただけた」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7d69b1a7641e8038a9ac15149fbd9e5b223fbf2c
本人もそう語るように、芸風に込められた“まじめさ”と“規律”が、安全を重んじる企業のメッセージと一致。筋肉=強さ=安心という直感的なイメージも、一般消費者に伝わりやすく、ブランドイメージの向上に寄与していると考えられます。
2024年には、ポータブル電源ブランド「AVIOT POWER PIECE」のイメージキャラクターにも就任。自身が歌うテーマソングにのせて「ど安全で、ど安心!」と語りかけるWeb CMはSNSで話題に。コラボ商品として“なかやまきんに君骨伝導イヤホン”が抽選で当たるキャンペーンも実施中です。
「今日に関しては“お笑い解体屋キン”と言ってもいい」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7d69b1a7641e8038a9ac15149fbd9e5b223fbf2c
というコメントも、場の空気を和ませながらも、しっかりと“解体”と“安全”のテーマを伝える巧みな言葉選びです。
なかやまきんに君の現在の活動
テレビだけでなく、現在のきんに君はYouTubeチャンネル「ザ・きんにくTV」やTikTokなどでも活躍中。筋トレや健康、食事法といったライフスタイル系の発信が中心で、登録者数は195万人を突破。2023年のCM起用社数は11社で2位、2024年も9社と安定した人気を誇っています。
また、BSフジでは自身初の冠番組『きんに君のパワー旅~日本のウマい!を勝手にPR~』もスタート。地方の知られざる食材を筋肉とパワーでPRする独自路線も展開中です。
一方で、きんに君本人は「お笑いは本業じゃない」と公言。彼の“筋肉キャラ”は単なるネタではなく、生き方そのものとして確立されています。
なかやまきんに君の解体屋ゲン他コスプレまとめ
「解体屋ゲン」のコスプレ以外にも、きんに君は数々の“筋肉系コスプレ”を披露してきました。たとえば:
- 『HUNTER×HUNTER』ゴンのコスプレ
出典元:https://animeanime.jp/article/2020/01/26/51179.html -
『鬼滅の刃』伊之助コスプレ
出典元:https://futaman.futabanet.jp/articles/-/82744 - 「鬼滅の刃?ねずこ?鬼?こんなキャラいましたか?いえ こちらはオリジナルです なおこです」と説明。「なおこかい!!」と自らツッコミを入れ「キャーオリジナルのなおこもステキー」と結んだコスプレ。
出典元:https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/11/04/gazo/20201104s00041000111000p.html
今回の「解体屋ゲン」コスプレでは作業着にヘルメット、手袋という“リアル工事現場仕様”の装いが新鮮で好評。「似合ってる!」「意外とリアル」といった声も多く、本人も「すごく心地よい」とコメント。
鍛え抜かれた肉体を活かしたコスプレは、キャラクターのリアリティを底上げしており、完成度の高さに驚きます。
なかやまきんに君の面白いエピソード
イベント中の発言でもっとも注目されたのが、こちらのコメント。
「数多くの現場でギャグをやってスベって(会場の空気を壊して)きた。今日に関しては“お笑い解体屋キン”と言ってもいい」
この“滑りネタ”を「空気を壊す=解体」と結びつけるセンスは、まさに芸人ならでは。
また、NHK福岡のニュース番組「ロクいち福岡」では、警察キャンペーンに出演した際の「パワー!」ギャグで、アナウンサーがニュースを読めなくなるという“事故”も発生。この模様がSNSで拡散され、Z世代に「誰も傷つけない笑い」として絶賛されました。
このスタイルが、Z世代の「トレンドアワード2022」大賞を受賞するほどの影響力を持つとは、本人すら想定していなかったことでしょう。
まとめ
なかやまきんに君が「安全」の象徴として企業PRに起用された背景には、ただの笑いだけでなく、「安心感」や「真面目さ」、「ポジティブな筋肉文化」の浸透がありました。時代は“ただ面白いだけじゃない芸人”を求めています。真剣さと笑い、そのどちらも持ち合わせたきんに君のような存在は、今後も多くの企業やメディアに必要とされることでしょう。