朝から“男気炸裂”で話題の宇梶剛士さんと、共演者として注目を集める矢田亜希子さん。元暴走族総長から俳優・演出家へという驚きの人生を歩んだ宇梶さんと、長年にわたりドラマや映画で活躍する矢田さん。『ラヴィット!』での共演をきっかけに再び注目される二人の関係性や共演歴にも触れつつ、宇梶剛士さんの性格や付き人時代、生い立ち、出演作品の魅力を深掘りしていきます!
宇梶剛士プロフィール
出典元:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/silentvoice/cast/ukaji.html
- 名前:宇梶 剛士(うかじ たかし)
- 生年月日:1962年8月15日
- 出身地:東京都新宿区
- 身長:約190cm
- 血液型:B型
- 職業:俳優・演出家・作家
- 所属:リコモーション
- 家族:母は詩人でアイヌ民族活動家の宇梶静江さん
- 劇団:2007年に「劇団PATHOS PACK(パトスパック)」を旗揚げ。自ら出演・演出・脚本も手がける
ドラマ・バラエティ・映画での活躍とは?
6月25日放送の『ラヴィット!』では、話題の“ビリビリ男気じゃんけん”に登場し、存在感ばつぐん。迫力ある声と圧倒的な雰囲気で、視聴者から「朝から宇梶さんすごいな」「カッコいいよなぁ」との声が多数寄せられました。 近年では『永遠ノ矢=トワノアイ』や『GTO』『キングダム』などの映画にも出演。大河ドラマ『新選組!』『軍師官兵衛』『おんな城主 直虎』では渋い演技が話題に。
男気じゃんけんとは?ルール・誕生の背景
90年代の人気番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』で生まれたコーナー「男気じゃんけん」。勝った人が「男気」を見せて自腹を切るというユニークなルールが話題を呼びました。宇梶さんもかつてレギュラー出演しており、その男気あふれる振る舞いに視聴者が惚れ込んだのです。
宇梶剛士の人生が熱すぎる!
元暴走族から俳優へと歩んだ道とは?
宇梶さんは高校中退後、暴走族「ブラックエンペラー」の総長に。少年院での改心を経て、錦野旦さんの付き人になり、その後、俳優・菅原文太さんの弟子へ。
少年院で母親が差し入れたチャップリンの自伝を読んだことで人生観が一変。俳優を志し、舞台やテレビへ進出。 「チャップリンの自伝を読んだことで、その鎧を自然に脱ぐことができました」
引用元:NIKKEI STYLE https://style.nikkei.com/article/DGXMZO61539430T20C20A7000000/
宇梶さんの若い頃、叔父である浦川治造氏(東京アイヌ協会名誉会長)に北海道へ連れて行かれた際のエピソードも印象的です。
「この叔父さんは狩猟もしていて、そのときに『アイヌは人に迷惑をかけない。ここで撃たれるか、北海道で働くか、選ばせてやる』と言われたんです。その言い方が『ゴールデンカムイ』のアイヌの少女とそっくりだなと思ってね」
引用元:文藝春秋 https://bunshun.jp/articles/-/38495
時代錯誤にも思える厳しさの奥に、揺るぎない価値観と優しさがある感じが『ゴールデンカムイ』ぽいですね。
初めて菅原さんと出会ったのは、錦野旦さんの付き人をしていた18歳の頃。
出典元:https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/12/01/kiji/K20141201009383270.html
お使いで訪ねた先で「お前さんは何者だ?」と声をかけられ、即座に「俳優になりたくて」と答えた宇梶さん。その場で菅原さんが錦野事務所に電話し、「もらっていいか?」と聞いた後、「ということで、いいか?」と宇梶さんに一言。そこから付き人生活が始まります。
菅原さんは「この世界は、暴力を振るえば終わりだ。でもどうしても許せないなら暴れてもいい。そして去れ」と語り、自由と責任、そして覚悟を宇梶さんに教えました。厳しさの中に深い愛と信念を持った「オヤジ」の存在が、宇梶さんの背中を押したのです。
引用元:週刊ポスト https://www.news-postseven.com/archives/20210620_1669425.html?DETAIL
まるで一篇のドラマのような実話ですね。
また、美輪明宏さんも宇梶さんに大きな影響を与えた存在です。 「あなたは人の裏切りや闇ばかり見てきたから、心が支配されている。だからこそ美しいものだけを見なさい。景色や音楽、詩や絵、そういうものに触れ続ければ、何が醜いかが見えてくる」 そう語られた宇梶さんは、「美しいものに触れ続ける」ことの意味を、初めて心から受け入れたといいます。
さらに、「笑う練習をしなさい」とも教えられ、無愛想だった過去から脱却し、他人と心を開いてつながる姿勢も育まれました。
宇梶剛士と矢田亜希子の共演履歴は?意外な接点とエピソード
出典元:https://ameblo.jp/akiko-yada/entry-12520157415.html
『ラヴィット!』での共演時、矢田亜希子さんは「こんなに男らしい方はいない」とコメント。過去には共演作は少ないものの、現場での信頼関係や相性の良さが話題になっています。 SNSでも「宇梶さんにデレデレ」「コンビ感がすごい」などの声があふれていました。
『催眠』(2000年・TBS)
ジャンル: サスペンス
主演: 稲垣吾郎
精神科医・嵯峨(稲垣吾郎)が催眠事件に巻き込まれながら記憶喪失の女性と出会い、再び催眠療法と向き合う物語。
- 宇梶剛士: 刑事・狩辺賢太郎として事件捜査に関与
- 矢田亜希子: 謎めいた若い女性・桜庭一希を熱演
『ドクター彦次郎』(2015年〜/テレビ朝日SPドラマ)
ジャンル: 医療×人情×ミステリー
主演: 寺島進
元テキ屋の医師・彦次郎が町の人々の事件や悩みに挑むハートフルミステリー。
- 宇梶剛士: 口は悪いが憎めない刑事・後白河孝麿
- 矢田亜希子(第5作): 冷静な遺伝子研究者・花井舞香(事件のカギを握る役)
宇梶剛士の性格は?付き人や共演者が語る“本当の宇梶”の姿とは
こわもてな外見とは裏腹に、実は人懐っこく礼儀正しい性格。共演者からも「真面目」「優しい」「面倒見がいい」と評価されることが多く、特に若手からの信頼が厚い人物です。
出典元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61828590S0A720C2W11101/
劇団PATHOS PACKでは、劇団員全員に何かしらの役割を持たせ、「現実的」「一応」「難しい」といった言葉を禁句とし、挑戦する姿勢を育む独自の教育スタイルを取っています。
また、自分の過去に対しても真正面から向き合い、「笑う練習」や「美しいものに触れ続けること」を通して、心のあり方を磨いてきた宇梶さん。自分の感情を押し殺すのではなく、それをどう生かすかを常に考え、後輩たちに伝えています。
「先頭に立って背中を見せる」「怒られてもいいから挑戦しろ」という宇梶さんの信念は、彼自身が若い頃に多くの人に支えられ、育てられたからこそ出てくる言葉。
今では「見た目は怖いけど、子どもにも“こにゃにゃちわ〜”と挨拶する優しいパパ」としての一面も持ち、家庭でも周囲でも誰からも慕われる存在となっています。
まとめ 宇梶剛士さんの人生はまさに“人間ドラマ”。過去の挫折や葛藤を抱えながらも、数多くの恩師に支えられ、俳優・演出家として活躍する姿は多くの人に勇気を与えます。
一方で、共演者の矢田亜希子さんとの関係性にも注目が集まり、現場では“男気と癒し”の絶妙なバランスが生まれているようです。『催眠』や『ドクター彦次郎』などでの共演を経て、互いに信頼を寄せる姿は、画面越しにも伝わってきます。
第一線で活躍し続ける宇梶さん。その魅力は、過去の経験を糧にしながら、常に“今”を全力で生きる姿勢にあるのかもしれません。見た目の迫力と内面の優しさ、そのギャップこそが、彼を唯一無二の存在にしているのです。
彼の真の魅力は、見た目の強さではなく、ぶれない心と周囲への思いやり。今後の活動にも注目です。