テレビ朝日「徹子の部屋」(7月7日放送)で俳優・伊原剛志さん(61)が若手時代の思い出を語りました。18歳で千葉真一さん主宰のジャパンアクションクラブ(JAC)に所属し、志穂美悦子さんや真田広之さんから「絶対伊原君は大丈夫」と励まされたことが、今でも心に残っていると明かしました。俳優としてのキャリアのスタート、そして現在に至るまでの軌跡には、仲間との絆と家族の支え、そして静かに燃える情熱がありました。今回はそんな伊原剛志さんの”今”と”原点”に迫ります。
伊原剛志のプロフィール
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名前:伊原剛志(いはら つよし)
本名:伊原 剛(いはら つよし)
生年月日:1963年11月6日(61歳)
出身地:福岡県北九州市
身長:184cm
血液型:O型
職業:俳優、タレント、実業家
所属事務所:IHARAオフィス
家族構成:妻(純子さん)、3人の息子(前妻との間に2人、現妻との間に1人)
代表作:NHK『ふたりっ子』、映画『硫黄島からの手紙』、ドラマ『沈まぬ太陽』
活動の特徴:アクション、舞台、国際派俳優、YouTuber、飲食店経営、社会的発信
背景:在日韓国人3世として生まれ、日本で育ち、30歳で帰化。元々は体育教師志望だったが、国籍条項の壁を感じ、俳優の道へ転身。
伊原剛志の若手時代の出演作をもう一度観たい人へ
NHK朝ドラ『ふたりっ子』での注目の役
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1996〜97年に放送されたNHK連続テレビ小説『ふたりっ子』で、ヒロインの幼なじみ役を演じ、全国的な知名度を獲得しました。この役が彼の出世作となり、以後多くのドラマや映画に出演するきっかけとなります。
JAC入団直後の舞台デビュー
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18歳でJACに入団後、翌年には舞台『真夜中のパーティ』で俳優デビュー。この頃から舞台で鍛えられた身体表現力と演技力が、後のキャリアを支える礎となりました。
映画出演やアクション作品での評価
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『硫黄島からの手紙』(2006年・西竹一役)をはじめ、映画やアクションドラマでの活躍も目立ちました。ハリウッドデビューも果たし、国際的な舞台でも実力を発揮しています。
志穂美悦子・真田広之・堤真一らの関係性とは?
JACとは?千葉真一の魂を受け継ぐ場所
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JAC(ジャパンアクションクラブ)は1970年に千葉真一さんが「世界に通用するアクション俳優を育てる」ために創設した養成所。真田広之さん、志穂美悦子さん、堤真一さんなど、数多くの名優を輩出してきました。
師弟関係と絆の言葉
伊原さんが語った「絶対大丈夫」という言葉は、志穂美さんや真田さんからの励まし。JACで培われた仲間との絆が、現在も彼の精神的支柱になっています。
志穂美悦子の現在
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現在68歳となった志穂美さんは、フラワーアーティストやシャンソン歌手としても活動中。「68歳に見えない」とSNSで話題になるほどの若々しさと活力を保っています。
再会の場面:YouTubeやトークイベントから
自身のYouTube「IHARA Channel」にて、同期や盟友とのトークや昔の写真公開が話題に。現代でも彼らの絆が色あせず、ファンにも愛され続けています。
昔の戦友と笑い合う姿に、心が温まりました。観ていると自然とお酒が恋しくなり、自分もその場にいるような気持ちに。こんなひとときこそ、本物の宝ですね。
伊原剛志が語る「諦めない姿勢」の作り方
背中を押された言葉の力
「絶対伊原君は大丈夫」——この一言が、伊原さんにとって俳優として生きる原動力に。挫折や不安に直面した時でも、JAC時代の教えや仲間の言葉が支えになったといいます。
子育てと俳優業の両立
22歳の三男・三太さんが米名門デューク大学を卒業したことを、自身のSNSで報告。「子供には旅をさせろ」という言葉に表れているように、教育にも強い信念を持って向き合ってきました。
ジャパンアクションクラブの卒業生を一覧で知りたい
豪華すぎるJACのOB・OGたち
- 千葉真一(創設者)
- 志穂美悦子(女優)
- 真田広之(俳優)
- 堤真一(俳優)
- 伊原剛志(俳優)
- 宍戸大全(俳優)
今でもそれぞれの分野で活躍を続け、JACイズムは脈々と受け継がれています。
伊原剛志の現在
飲食ビジネスの成功と売却
1992年に立ち上げたお好み焼き店は、最大で年商10億円超えに成長。2023年に『築地銀だこ』を運営するホットランド社に全株式を売却しました。ビジネスの第一線を退いたのは、俳優業に専念するためと語られています。
ロサンゼルスでの活動と別居疑惑の真相
一時は「別居では?」との報道もありましたが、妻・純子さんによれば、「仕事のない時期にロスで修業するため」「毎日連絡も取り合っており、家族関係は良好」とのこと。家族ぐるみの信頼関係が今も続いています。
ハリウッド進出の再チャレンジ
ハリウッド映画『硫黄島からの手紙』出演以降、オーディションやワークショップのために渡米を継続。真田広之さんが『SHOGUN』で脚光を浴びる中、伊原さんにも再び注目が集まっています。
YouTube・SNSでの発信と政治的姿勢
自身のYouTube『IHARA Channel』では、仕事論や子育て、JAC時代の話を赤裸々に語るほか、「選挙について物申す!」など政治に関する積極的な発信も。X(旧Twitter)では、社会問題に対しても率直な意見を投稿しています。
伊原さんは在日韓国人3世として生まれ、日本で育ちながらも国籍条項により「体育教師になる夢」を断念した過去を持ちます。30歳の時、第一子の誕生を機に日本国籍を取得。その経験から「選挙権は自分で勝ち取った権利」と考え、政治的発言を通じて「自分の意見を持つこと」「身近な争点だけでも投票すること」の大切さを訴え続けています。
まとめ
伊原剛志さんは、JAC時代の絆や励ましの言葉を胸に、俳優としてのキャリアを深めつつ、YouTubeやお笑い、経営者、家庭人など多方面で活躍中。「あの一言」がなかったら、この多彩な人生はなかったかもしれません。
伊原剛志さんの軌跡には、若き日の挑戦と恩師・仲間たちとの絆、そして揺るがぬ信念が刻まれています。俳優としてだけでなく、家族を支え、社会に向けて言葉を発する姿は、多くの人に勇気と示唆を与えてくれる存在です。
いま再び原点に立ち返りながら挑戦を続けるその姿には、年齢や立場を超えて人の心を動かす力があると感じます。これからも、その確かな歩みと発信に注目していきたいです。
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